朝の立ち上がりがつらかった腰とお尻の痛み鍼灸と整体で向き合った施術記録
🪑朝の立ち上がりがつらかった腰とお尻の痛み
坐骨神経痛による足のしびれに鍼灸と整体で向き合った施術記録
「朝、ベッドから起き上がる時が一番つらいんです。」
そう話して来院されたのは50代の女性。
以前から腰に違和感があったものの、最近になってお尻から太ももの裏にかけて重だるさを感じるようになり、長く座った後には足にしびれるような感覚も出てきたとのことでした。
特に気になっているのが朝の立ち上がり。ベッドから起きてすぐは腰とお尻が固まったように感じ、少し動いていると徐々に楽になっていくそうです。
このような腰からお尻、足にかけての痛みやしびれは、坐骨神経痛でみられる症状の一つです。ただし、坐骨神経痛は病名ではなく、腰椎や神経周囲などに問題が生じた結果として現れる症状の総称です。そのため、痛みが出ている場所だけを見るのではなく、腰や骨盤、股関節などの状態を確認する必要があります。
🔎腰だけでなくお尻と股関節を確認
まず歩き方や立ち姿勢を確認しました。
すると、右側に体重をかける時間が長く、骨盤周囲にも左右差が見られます。さらに股関節の動きが硬く、お尻の筋肉にはかなりの緊張がありました。
触診でも、腰からお尻、太ももの裏にかけて筋肉の張りが目立ちます。
「仕事では一日中座っていることが多いです」
とのこと。
長時間の座り姿勢によって腰やお尻に負担がかかり続けていたことも、今回の症状に関係している可能性が考えられました。
👐整体で骨盤と股関節の動きを整える
最初に整体を行います。
いきなり痛みのある場所を強く押すのではなく、まず骨盤と股関節の動きを確認しながら、周囲の筋肉をゆっくり緩めていきます。
特にお尻から太ももにかけて緊張している部分を丁寧に調整すると、徐々に脚の動きがスムーズになってきました。
施術の途中で立っていただくと、
「腰を伸ばした時の怖さが少し違いますね」
とのこと。
身体の動きが変わることで、腰やお尻への負担も変化していきます。
🌿鍼灸で腰からお尻、足の緊張にアプローチ
続いて鍼灸施術へ。
腰部だけに鍼をするのではなく、お尻や太ももの筋肉、さらに下腿部など、その方の状態に合わせて施術していきます。
坐骨神経痛では、腰周辺の筋肉だけでなく、お尻や下肢の緊張が症状に関係している場合もあります。
鍼を行った後は、硬くなっていた筋肉が少しずつ緩み、足の重だるさも和らいできました。
しばらく休んでいただいた後、
「足の先まで血が流れている感じがします」
と、施術前とは違う感覚を話してくださいました。
🌈施術後、歩き方にも変化が
最後にもう一度、立ち上がりと歩行を確認しました。
来院時には一歩目を慎重に踏み出していましたが、施術後は動きが少し軽くなっています。
「朝も今日みたいに動けたら楽なんですけどね」
と笑って話されていました。
坐骨神経痛は、その場で痛みを取ることだけを目標にするのではなく、腰・骨盤・股関節・お尻などの状態を確認し、身体にかかっている負担を減らしていくことが大切です。
最後に、長時間座る時の姿勢や、同じ姿勢を続けないための休憩方法、無理のない範囲でできる下半身のストレッチをお伝えしました。
なお、足の力が入りにくい、排尿・排便の異常がある、急激に症状が悪化したなどの場合は、鍼灸や整体だけで様子を見ず、医療機関での確認が必要です。
「朝起きるのが少し怖くなくなりそうです」
帰り際にそう話されていたのが印象に残りました。
坐骨神経痛による腰やお尻、足の痛みやしびれは、日常生活の何気ない動作にも影響します。だからこそ、一人ひとりの身体の状態を確認しながら、鍼灸と整体を組み合わせて丁寧にケアしていくことが大切だと感じた一日でした。





