歩ける距離が少し伸びた日

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歩ける距離が少し伸びた日

繰り返すしびれと痛みに向き合う施術記録

「少し歩くと足がしびれて、休まないと進めないんです…」

そう話して来院されたのは60代の男性。

ここ数年、腰から足にかけてのしびれと痛みがあり、最近では歩ける距離が徐々に短くなってきたとのことでした。

病院では脊柱管狭窄症と診断され、薬やリハビリを続けているものの、「もう少し楽に歩けるようになりたい」との思いで来院されました。

この症状は、神経の通り道が狭くなることで、歩行時にしびれや痛みが出やすくなるのが特徴です。


🔎状態の確認と体のバランスチェック

まずは姿勢と歩き方、動きの確認から。

・やや前かがみの姿勢になると楽になる

・腰を反らすと症状が強く出る

・股関節の動きが小さくなっている

といった特徴が見られました。

また、腰まわりだけでなく、お尻から太ももにかけて筋肉の緊張も強く、神経への負担がかかりやすい状態でした。

歩行時に症状が出て、少し休むとまた歩けるようになる——

いわゆる「間欠性跛行」の傾向も見られました。


👐整体で負担のかかりにくい体へ

まずは整体で骨盤と背骨のバランスを調整。

腰に直接強い刺激を加えるのではなく、股関節や背中の動きを引き出しながら、全体のバランスを整えていきます。

特に、前かがみで楽になる状態をヒントに、無理のない姿勢で負担を減らす方向へ調整。

徐々に体の力みが抜け、動きにも変化が出てきました。

「さっきより足の感じが少し軽い気がします。」

施術中に、そんな変化を感じていただけた様子でした。


🌿鍼灸で神経周囲の緊張を緩和

続いて鍼灸施術へ。

腰部だけでなく、お尻や太もも、ふくらはぎなど、神経の通り道に関係する部位へアプローチしていきます。

鍼によって深部の筋肉がゆるむと、血流が促され、神経への圧迫もやわらぎやすくなります。

施術が進むにつれて呼吸も深くなり、全身がリラックスした状態に。

「しびれが少し落ち着いてきた感じがあります。」

と、穏やかな表情で話されていました。


🌈施術後の変化と今後のケア

施術後に歩行を確認すると、

・歩き出しの不安感が軽減

・しびれの出方がやわらぐ

・少し長く歩ける感覚がある

といった変化が見られました。

脊柱管狭窄症は、すぐに症状が消えるというよりも、少しずつ体の状態を整えていくことが大切です。

・無理のない範囲で歩く習慣を続ける

・前かがみ姿勢をうまく活用する

・腰や股関節まわりの柔軟性を保つ

こうした日々の積み重ねが、症状の軽減につながります。

最後に日常生活での注意点と簡単な体操をお伝えし、本日の施術は終了。

思うように歩けない不安が、少しでも軽くなる——

そんな一歩につながる時間となりました。