ゆらぐ心と体にそっと向き合う|更年期障害と鍼灸・整体のある一日
🌿ゆらぐ心と体にそっと向き合う|更年期障害と鍼灸・整体のある一日
「検査では異常がないと言われたんですが、なんとなくつらくて…」
そう話されて来院されたのは、50代の女性。ここ数年、ほてりや冷え、頭痛、疲れやすさ、気分の落ち込みなどが続き、日によって体調が大きく変わることに戸惑いを感じている様子でした。病院では更年期障害と説明を受けたものの、どう付き合えばよいのかわからず不安を抱えていたそうです。
体の状態を確認すると、肩や首の緊張が強く、呼吸も浅め。全身に常に力が入っている印象でした。更年期障害は、ホルモンバランスの変化だけでなく、自律神経の乱れや血流の滞りが重なって症状が出やすくなります。
まずは整体で首・背中・骨盤のバランスをやさしく調整。強い刺激は避け、体が安心できるリズムで進めていきます。施術の途中、「胸のあたりが広がる感じがします」と、呼吸が少し深くなってきた様子でした。
続いて鍼灸施術へ。お腹や背中、手足など、更年期障害や自律神経と関係の深いツボを中心に鍼を行います。鍼の刺激により血流が促され、手足の冷えが和らぎ、表情も次第に落ち着いていきました。
施術後、ゆっくり起き上がってもらうと
「体が軽くて、気持ちも少し楽です」
と、穏やかな声で一言。症状がすべて消えるわけではなくても、体と心が整う感覚を感じていただけたようでした。
更年期障害は、無理に我慢したり、一人で抱え込むほどつらくなりやすいものです。鍼と整体で体の緊張をゆるめ、自律神経のバランスを整えることで、症状の波を穏やかにしていくことが期待できます。
最後に、日常生活で意識したい休息の取り方や、簡単にできるセルフケアをお伝えして施術終了。
「またお願いしたいです」
その言葉が、静かに心に残った一日でした。





